【A Little to the Left】このゲーム、PCよりスマホで遊んだほうが圧倒的に気持ちいい。

最初にPCで遊んだ時、このゲームはあまりオススメできないと思っていた。
おしゃれではある。でも、ずっと“正解当てクイズ”をやらされている感覚が強かったからだ。
ところがスマホで触ってみたら評価が一変。これは、短い時間で少しずつ味わうことで真価が出るゲームだった。

目次

ゲーム紹介

A Little to the Leftは、掃除や整理整頓をテーマにした、静かでおしゃれなパズルゲームです。
物を並べる、向きを揃える、心地よい形に整える。
やっていることはシンプルなのに、見た目も音もかなり洗練されていて、いわゆる“チルゲー”としての空気感はかなり強い。

プレイ時間は約4時間ですが、長時間一気に遊ぶより、隙間時間にこまめに進めるほうが相性がいいです。

プレイ体験

最初の印象:雰囲気は最高。でも1問目からちょっと迷う

ゲームを始めると、画面中央に猫の額縁が置かれていた。
触ってみると動かせる。けれど、特に説明はない。

とりあえずぶらぶら揺らしてみる。
何も起こらない。
勢いをつけてみる。
何も起こらない。
一周回してみる。
やっぱり何も起こらない。

しばらく悩んだ末、たまたま額縁をまっすぐ整えたらクリアになった。

そこでようやく思い出す。
ああ、そうか。これは“片付けるゲーム”だった。

世界観はすごくおしゃれですが、最初の1問としては少しわかりにくいかなぁ。
この時点では、正直ちょっと不安のほうが大きかった。

中盤の変化:面白さはある。でも、ぶっ通しだとしんどい

遊んでいくと、このゲームの面白さが少しずつ見えてくる。
特に良かったのが、同じ問題に複数の正解がある場面だ。

たとえば本を高さ順に並べても正解。
背表紙の模様がつながるように並べても正解。
「整える」と一口に言っても、その解釈がひとつではないのが面白い。

こうなると、目の前のモノを見ながら
「この規則性かな」
「いや、こっちの揃え方もありそう」
と、自分なりの整理ルールを考えるようになる。
この感覚は、このゲームならではの醍醐味だと思う。

たまに猫が乱入してきて、せっかく整えたものをぐちゃっと崩してくるのもいい。
静かなゲームなのに、こういうちょっとしたいたずらが入ることで、空気がやわらかくなる。

管理人

絶対、最初の額縁にいたあの猫だ!

ただ、1時間ほど遊んだあたりで、全体の問題数を見て少し気持ちが変わった。
「まだ4分の1も終わってないのか……」

1日でクリアしようとしていた私にとっては、ここからがパズル地獄の始まりだった・・・。
最初は新鮮だった“複数解”も、長時間ぶっ通しで遊ぶと逆にしんどくなってくるのだ。

自分では筋が通っている並べ方だと思っても、用意された答えでなければ不正解になる。
つまり自由に見えて、最終的には開発側の意図を当てる必要がある。
この感覚が少しずつ積み重なって、途中からはチルよりも“正解探し”の色が強くなってしまった。

しかもこのゲーム、全体的に説明がかなり少ない。
それが雰囲気の良さにもつながっているのだけど、疲れてくると「何をさせたいのか分からない」がそのままストレスになる。

結果、1日目は途中でリタイア。
このまま終わるのも悔しくて、職場の休み時間に遊べるようスマホ版を買うことにした。

刺さった瞬間:スマホに変えた瞬間、このゲームがハマった

そして、ここで評価が180度変わった。

休み時間にスマホでプレイしてみると、このゲームはとにかくスマホとの相性がいい
スワイプで物を動かす感触がまず気持ちいい。
指先でちょいちょい整えていく操作が、このゲームの“片付けている感じ”とすごく噛み合っていた。

さらに大きかったのが、短時間プレイとの相性だ。
1問、2問だけ。
そのくらいの遊び方だと、難しさがちょうどよく頭のストレッチになる。
仕事で疲れた脳に、チルなBGMと軽い思考パズルがじわっと染みる。

PCで一気に遊んでいた時は、クイズを延々解かされているように感じた。
でもスマホで細かく区切って遊ぶと、その印象がかなり薄れる。
むしろ「次の1問だけやろう」が気持ちいい。

携帯機に向いているゲーム、向いていないゲームがあるという話はよく聞く。
でも、それをここまで実感として味わえたのは初めてだった。
同じゲームなのに、遊ぶ環境だけでここまで体験が変わるのかと驚かされた。

管理人

同じゲームをPC版とスマホ版の両方で買うことなんてないからなぁ

なぜ、スマホだと面白いのか?

このゲームが携帯機で光る理由は、単に「寝転がって遊べるから」ではない。
ゲームの設計そのものが、スマホの遊び方に噛み合っているからだと思う。

1. スワイプ操作が気持ちいい

PCではマウスで物を動かすことになるが、スマホでは指で直接触って整えていく感覚になる。
この違いがかなり大きい。

A Little to the Leftの面白さは、「正解すること」だけではなく、
物を気持ちよく整えることそのものにある。
そのため、直接触って動かせる携帯機のほうが、ゲームの魅力を素直に受け取りやすい。

2. 1問ごとの区切りが短時間プレイに合っている

このゲームのパズルは、1問ずつ区切りよく遊べる。
だから、がっつり腰を据えるよりも、5分、10分の隙間時間で触るほうがしっくりくる。

長時間プレイだと“問題数の多さ”や“正解探し感”が前に出やすい。
でも短い時間なら、その手前で気持ちよく切り上げられる。
これはかなり大きい。

3. 疲れている時でも始めやすい

チルゲーって、本来は疲れている時にやりたい。
でも実際は、疲れているからこそ起動するのが面倒だったりする。

その点、このゲームはスマホだと始めるハードルがかなり低い。
しかも内容も重すぎず、軽すぎない。
ぼーっと癒やされるだけではなく、少しだけ頭も使う。
この“ほどよさ”が休憩時間にちょうどいい。

4. 欠点がプレイスタイルでかなり緩和される

このゲームの欠点は、やはり
説明不足別解への納得感の薄さだと思う。

ただ、短時間プレイならこの欠点があまり気にならない。
1問に少し引っかかっても、「今日はここまででいいか」と切り上げやすいからだ。

ぶっ通しで遊ぶと苛立ちになりやすい部分が、スマホだと
「次は当ててやるか」
くらいの軽さで済む。
この差はかなり大きかった。

気になる点

1. 説明が少なすぎて、最初は何をすればいいのか分かりにくい

説明を削っているからこそ、見た目はとてもスタイリッシュ。
でもそのぶん、最初の取っつきにくさは確実にある。

特に序盤は、「このゲームが何を正解としているのか」を掴むまで少し時間がかかった。

2. 別解に納得しきれないことがある

自分では十分きれいに整理できているつもりでも、不正解になることがある。
自由な整理整頓に見えて、最終的には“用意された答え”を当てる必要があるため、ここは好みが分かれる。

ただし、この不満は長時間プレイほど強く出やすい。
短く区切って遊ぶなら、かなり気になりにくい。

向いている人、いない人

向いている人


隙間時間に少しずつゲームを遊びたい人

チル系の作品で癒やされたい人

ちょっと変わったパズルゲームを探している人

こんな人は注意


✖休日にまとめて一気にクリアしたい人

明確なルール説明がないとストレスを感じやすい人

自分の考えた別解が否定されるのが苦手な人

一言まとめ

長時間攻略するゲームではなく、スマホで少しずつ“整える気持ちよさ”を味わうゲームだった。




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この記事を書いた人

お腹にじゃがいもを宿す男。
個人でゲーム開発をする傍ら、
プレイしたインディーゲーム感想ブログを運営中。
youtubeにて、簡単なゲーム紹介動画も作成しているので是非見てね!

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