
Assemble with Careを制作したスタジオの作品ということで、
いつもより少し期待しながらプレイしました。
実際に遊んでみると、写真撮影ゲームとしてのクオリティが高いのはもちろん、それだけでは終わらない作品でした。
野生動物を撮影し、困っている人や動物を助け、島の自然を守るために
行動していく。
気がつけば、ただ写真を撮るだけではなく、アルバと一緒に島で過ごす
1週間そのものに夢中になっていました。
とっておきの休日に、ゆっくり遊びたい1本です。
| ジャンル | アドベンチャー | プレイ人数 | 1人 |
| プレイ時間 | 4時間 | オススメ度 | ★★★★ |
| 日本語対応 | 〇 |

ゲームの紹介

Alba: A Wildlife Adventureは、小さな島を探索しながら、野生動物の写真撮影や自然保護活動を行うオープンワールドアドベンチャーゲームです。プレイ時間は4時間ほど。難易度はやさしめで、ゲームに慣れていない人でも遊びやすい作品です。
あたたかい物語を味わいたい人、写真撮影を楽しみたい人、のんびり島を探索したい人におすすめです。
プレイ体験

最初の印象:写真を撮るゲーム……だけじゃない?
物語は、主人公アルバの幼少期から始まります。
アルバが初めて撮ったのは、祖父母の写真。
ところが、その手ブレした写真の中には、なんと幻のスペインオオヤマネコが映っていました。
それから10年後。
アルバは再び、祖父母の暮らす島を訪れます。
滞在期間は1週間。
「島で写真を撮って過ごす、のんびりしたゲームなのかな」と思っていたのですが、物語はすぐに動き出します。
歓迎会の最中、岸にイルカが打ち上げられていることを発見。
島の大人たちを呼び集め、アルバはイルカの救出に向かいます。
え?
写真を撮るゲームじゃないの?
この出来事をきっかけに、アルバは野生動物の保護活動を始めることになります。
さらに翌日、自然豊かなこの島に巨大ホテルの建設計画があることが発表されます。
そこでアルバは、ホテル建設の中止を求めて署名を集めることになります。
ここまで聞くと、本当に写真撮影ゲームなのかと疑いたくなるかもしれません。
でも、このストーリーの軸があるからこそ、写真を撮る行為に意味が生まれていました。
中盤の変化:島を歩くだけで、どんどん楽しくなる

単純に、島の探索が楽しいです。
新しい景色を見に行く。
道中で見知らぬ動物を見つける。
カメラを構えて、写真を撮る。
やっていることはシンプルなのに、気づけば時間が溶けていきます。
同じ写真撮影系のゲームと比べて、撮影判定がゆるめなのも遊びやすいポイントでした。
少し遠くから撮っても、多少向きがズレていても、しっかり判定してくれます。
本格的な撮影シミュレーションを求めている人には物足りないかもしれません。
ただ、島を歩きながらサクサク動物を見つけていく今作のテンポには、このくらいの難易度がちょうどよく感じました。
また、各エリアにはレア度の高い鳥も配置されています。
「あの鳥はどこにいるんだろう」と探したり、現れそうな場所で待ってみたりする時間も楽しかったです。
ただ撮影対象を埋めていくだけではなく、島の中に本当に生き物が暮らしているような感覚がありました。
刺さった瞬間:毎日、やることが増えていく

今作は、本当に写真を撮るだけのゲームではありません。
探索していると、いろいろな出来事に遭遇します。
謎の液体で苦しんでいる動物を見つけたり。
荒れた保護地区を復旧したり。
果てには、古城の発掘調査まで手伝うことになります。
島での滞在時間は1週間だけ。
だからこそ、家に帰るたびに考えてしまいます。
明日はあそこへ行こう。
あの地区の珍しい鳥を探しに行こう。
署名も集めないといけない。
困っていたあの人の様子も見に行きたい。
毎日、何かしらの出来事が起こります。
そのおかげで、最後までまったく飽きませんでした。
写真撮影ゲームにありがちな「撮らされている感じ」が少ないんですよね。
図鑑を埋めるためだけにカメラを向けるのではなく、島を知り、動物を助け、人と関わる中で、自然と写真を撮りたくなる。
その感覚がとても良かったです。
アルバの活動成果が新聞記事に載るのも、見ていて気持ちいいポイントでした。
自分の行動が少しずつ島に影響しているようで、次の日もまた歩き回りたくなります。
写真を撮る理由が、島を守る理由に変わる

一番よかったのは、写真撮影を目的にしすぎていないところです。
写真を撮るゲームは、どうしても単調になりやすいジャンルだと思います。
そのため、多くの作品では工夫が必要になります。
被写体そのものを面白くする。
撮影にパズルやアクション性を持たせる。
本格的なカメラシミュレーションにする。
もちろん、それらも面白い方法です。
ただ、今作は少し違いました。
Alba: A Wildlife Adventureでは、ホテル建設を止めるための署名集めや、島の人たちのお手伝い、野生動物の保護活動が物語の中心にあります。
つまり、写真撮影が単独で存在しているのではなく、島を守る活動の一部になっているんです。
これがとても効いていました。
動物を撮ること。
人に話しかけること。
ゴミを拾うこと。
壊れたものを直すこと。
署名を集めること。
そのすべてが、島を守るための行動としてつながっていきます。
だから、写真を撮るたびに「図鑑が埋まった」だけでは終わりません。
この島のことを、少しずつ好きになっていく。
そして、好きになった場所を守りたくなる。
そこに今作ならではの魅力がありました。
しかも、幻の動物を探すような写真撮影ゲームとしてのおいしいポイントもしっかり押さえています。
物語の軸と、写真撮影の楽しさ。
その両方がきれいに噛み合っている作品でした。
ちょっと寄り道:管理人の一押しポイント!

管理人アルバのモーションが、とにかく可愛いです。
バタバタ走ったり、ご機嫌にスキップしたり、ひとつひとつの動きが本当に愛らしい。
特に好きだったのは、返事をするときの動きです。
会話中、プレイヤーがマウスを縦に動かすと、アルバがうなずいて返事をします。
これが、元気よく「うん!」とうなずいているように見えて、とても可愛いんです。
うなずくたびに、思わずニッコリしてしまいました。
こういう細かい仕草があるおかげで、アルバという主人公をどんどん好きになっていきます。
微妙だなと思ったところ
大きく気になったところは、特にありません。
強いて言うなら、撮影判定がかなりやさしいところでしょうか。
被写体が後ろを向いていたり、少し小さく写っていたりしてもOKになることがあります。
そのため、本格的なカメラ撮影や、シビアな撮影判定を求めている人には、少し簡単すぎると感じるかもしれません。
ただ、個人的にはこの遊びやすさが今作に合っていると感じました。
じっくり構図を詰めるゲームというより、島を歩き回りながら、出会った動物を気軽に撮っていく作品です。
その意味では、むしろこの判定のゆるさが、テンポの良さにつながっていました。
向いている人、向いていない人
あたたかい物語を味わいたい人
パズルを解きながら、雰囲気で物語を感じたい人
動物を見つけて写真を撮りたい人
短めのプレイ時間で満足感のある作品を遊びたい人
✖本格的なカメラシミュレーションを求めている人
✖シビアな撮影判定を楽しみたい人
✖高い難易度やアクション性を求めている人
✖自由度の高いオープンワールドを期待している人
一言まとめ
鉄人アルバ、土木もいけます。













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